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斎藤にメジャー予備軍の洗礼!4失点
2006 / 09 / 04 ( Mon )
ベンチではタオルで汗をふく斎藤
ベンチではタオルで汗をふく斎藤



 “ハンカチ王子”がメジャー予備軍の洗礼を浴びた。日本高校選抜は2日(日本時間3日)、ロサンゼルスの南カリフォルニア大デドー・フィールドで米国西部選抜と親善試合第3戦を行い、2度目の先発となった早実・斎藤佑樹投手(3年)は3回0/3を5安打4失点で降板。8月31日の第1戦に続く好投はならなかった。

 ジャパンのエースが沈んだ。同点の4回無死一塁、来年の全米ドラフトで上位指名が予想されるヒックスに特大アーチを浴びるなど4失点。「何ひとついいところがなかった。直球も変化球も高く、いい球を続けられなかった。力不足です」。夏の甲子園7試合で、計948球を投げた鉄腕に見えない疲労が蓄積されていた。

 ネット裏では阪神の星野仙一SD(59)が熱い視線を送っていた。プライベートと称し「コメントはないよ」と笑っていたが、目的の一つは斎藤の視察だ。投球を食い入るように見つめながら、降板後は観客と記念撮影のサービス。7回終了時に席を立ったのが証拠だった。

 斎藤本人は満足できなかったが、メジャーのスカウトは潜在能力の高さにあらためて賛辞を送った。最速146キロを筆頭に速球は常時140キロ台を計測。「米国にはいないタイプ。十分チャンスはある」。カージナルスのアナップ・シンハースカウトが話せば、ロイヤルズのフランク・ベイズスカウトも「体は小さいがメカニカルな動きをする。体が強くなれば、メジャーにいける」と二重丸をつけた。

 今センバツ準々決勝・横浜戦で3回6失点で降板して以来の屈辱。「あすにでも投げたい」。このままでは終われない。甲子園V腕が本気になった。

 ≪田中は3回無失点≫駒大苫小牧・田中が3点を追う7回から登板。144キロ速球とスライダーで3回を1安打5三振無失点に抑えた。リベンジにも成功だ。東部選抜との第2戦でサヨナラ弾を浴びたベロアを7回1死一、二塁の再対決で見逃し三振。「あ、こいつやと思い出した。気合が入りました」とマウンドで小躍りした。「甲子園の時より数段調子がいい。力投派なんで短いイニングの方が持ち味を出せる」。ジャパンのストッパーとして、田中は残り2試合もフル回転する。

 ≪船橋同点打!≫早実のVメンバー船橋が斎藤の黒星を消した。途中出場ながら、3点を追う9回1死満塁から中前へ抜ける2点打。中堅手が打球の処理にもたつく間に一塁走者も生還して追いついた。「当たりは良くなかったが、たまたま間に飛んだ」と船橋。「ラッキーボーイって感じですかね」とおどけていた。
[ 2006年09月04日付 紙面記事 ]
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