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高校野球 来春には「早大・斎藤」誕生か
2006 / 09 / 12 ( Tue ) ![]() 会見で大学進学の意志を表明する早稲田実高の斎藤佑樹投手(左)。右は和泉実野球部監督=東京都国分寺市の早稲田実業学校で11日午後5時8分、竹内幹写す 進路が注目された東京・早稲田実のエース、斎藤佑樹(3年)の決断の一球は「大学進学」だった。11日、東京都国分寺市の同校で開かれた記者会見。斎藤はマウンド上と同様に終始落ち着いた応答ぶりで「まだまだ野球選手としても、人間としても未熟」と現時点でプロ球界に飛び込むのは時期尚早であることを強調した。初志を貫き、大学球界でレベルアップを目指す。同校卒業生の90%以上が系列の早大に進んでおり、来春には「早大・斎藤」が誕生しそうだ。 会見に同席した佐々木慎一野球部長は、斎藤の進路について「何もアドバイスしていない。彼は冷静に考えられる人間ですから」。和泉実監督も「彼の決断は最高のものであると信じている」と語った。自らの実力を過信せず、大学球界でさらに実力を磨きたいと判断した斎藤の選択は「ストライク」と言えそうだ。 斎藤について、ある大学野球関係者は「高校生レベルでは完成されているけれども、上のレベルで活躍しようと思うなら一から作り直す勇気も必要」と話す。また、プロ野球セ・リーグ球団のあるスカウトは「プロ入り後の伸びしろを考えるなら、もう一回り肉体面を強化してほしい」と注文をつける。斎藤投手自身、その辺りを的確に課題に掲げており、4年後にどう成長するか楽しみにさせる。 今夏の甲子園で一躍全国的な人気者になった斎藤。「ワセダ」のユニホームで神宮にデビューすれば、観客減に悩む東京六大学野球に新たなファンを引き寄せることは間違いない。【大矢伸一】 ■早稲田実・斎藤投手の一問一答は次の通り。 −決断の経緯は。 きのう(10日)家族と話し合った。甲子園大会、米国遠征を通じてさまざまな影響を受けたが、最終的に進学の希望は変わらなかった。 −話し合った内容は。 僕の意志を親も分かってくれていた。相談というよりも、まず自分が進学すると言った。親も支持してくれた。 −夏の大会の前後で心境に変化があったか。 (早実に)入学した時から進学希望だった。今回プロという希望が出てきたが、大学で、選手としても人間としても成長したいと思った。 −大学に行く理由は。 ほかの仲間たちと(米国へ)遠征して気持ちが揺らいだが、自分は選手としても人間としても未熟。成長したかった。 −大卒後はプロへ。 もちろん。小さいころからの夢。野球関係の仕事に携わりたい。 −未熟な部分とは。 体を大きくしたい。投手としてのレベルを1ランクも2ランクも上げて、プロに挑戦したい。 −気持ちが揺らいだ一番の理由は。 大きな大会(を経験したから)だと思う。それまでは純粋に(甲子園で)優勝したいと思っていた。今は選手としてのレベルを上げたい。 −両親は何と。 「佑樹の意見が一番だよ」と言ってくれた。 −進学はプロへの遠回りではないか。 それは分かっているつもり。(大学の)4年間が勉強や人間関係において、自分を成長させると思う。 (毎日新聞) - 9月12日10時20分更新 |
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